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相続税の概要について教えてください。【新潟相続専門税理士ブログ】

 

Question
相続税には様々な決まりがあると思いますが、詳細な点は別として大まかな概要を教えてください。

現在、財産をおおよそ2億円程度保有しています(土地約1億5,000万円、その他の財産約5,000万円)。この場合、おおざっぱに言うとどの程度相続税が課税されるのでしょうか。

 

 

Answer
まず相続税は、相続又は遺贈によって取得した財産について、それらを取得した者に対して課される財産税です。相続税の対象となる資産は、特別に非課税とされるもの(墓石、祭具等)以外のもの全てです。課税価格は時価によって評価することになりますが、例えば土地などは実勢価額のおおよそ80%程度になります。

相続税には基礎控除が定められており、3,000万円+(600万円×法定相続人の数)となっています。税率は最低1,000万円以下10%、最高は6億円超の金額について55%となります。

 

以上をふまえた上で今回の質問内容について考えます。相続財産が2億円、仮に法定相続人が配偶者と子2人とした場合、まず基礎控除額は3,000万円+(600万円×3人)=4,800万円となります。

よって課税される財産の額は2億円-4,800万円=1億5,200万円となり、これを各法定相続分で分割すると各相続人の持分について、配偶者は2分の1で7,600万円、子1人につき4分の1で3,800万円となります。

この各課税財産額にそれぞれの税率、控除額で計算すると

 

[配偶者]7,600万円×30%-700万円=1,580万円

[子1人分]3,800万円×20%-200万円=560万円

 

となります。よって今回の相続税の総額は2,700万円となります。

実際には、相続税には様々な控除や加算の制度があり、ここから税額が増減することも多くあります。その中には配偶者の税額軽減の制度があり、相続財産の引継ぎ方法によっては配偶者の納付額が0円となります。ただ、その配偶者の置かれている事情によって異なる結果となりますので、その時々に対応する法令の定めるところにより算定する必要があります。

様々なケースに合わせた相続税の算出ができるよう、ご心配な点がある場合はぜひご相談ください。

 

【新潟で相続(相続対策・相続手続き・相続税申告)について相談するなら税理士法人フォーカスクライド(新潟オフィス)までご連絡ください。】
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